好きなことを仕事にして、お金がもらえるなんて夢のよう
でも実際に電話占い師になったら、楽しいばかりなの?
そんな疑問に対して、私の経験や学びをお伝えします。
題して、電話占い師でデビューした後の苦悩と学びの体験です。
これから電話占い師を目指す方の心構えになると幸いです。
1)ほとんどの電話占い師は、不安な気持ちがあるようです。自分だけではありません
2)自分で自分を褒めたり、慰めたり、励ましたりするスキルは重要です
3)日別データを自分で製作しておくなど、お客様の流れを知ることも大切です
4)電話がならずに不安になることで、世の中の流れを追求する学びの場になります
5)電話がならなくても待機していることも大切らしいです
6)会社によっては、こんな不安の占い師の心をフォローをしてくれたりします
私の占い師としての活動歴は4年近く。
現在の月の売り上げは80万円~100万円です。
ただし、私の手元に入る月収は20万円前後。
どういう根拠があるデータかわかりませんが、電話占い師の平均月収は10万円とか・・・。
上記の噂や、そこそこ有名な電話占い会社で活動してきた私の経験から、月収20万円は、そんなに悪くない数字だと思っています。
そんな私が、どんなに収益を上げようとも、いつも感じている不安や苦悩、そして、そこからの学びをお伝えします。
目次
月に80万円~100万円の売り上げをコンスタントに上げても、電話がならない日は恐怖です。
私は、今の会社に移籍して、最初の1ヶ月は電話がならずに苦悩しましたが、その時以外は、コンスタントに1ヶ月に80万円から100万円の売り上げをあげています。
過去3年近く在籍していた、中堅どころの会社でも、同じような売り上げでした。
(注意:売り上げと自分の収入は全く違います)
月末に80万以上の売り上げを達成し、電話占い会社から入る自分の収益が20万を越したとしても、そこまでホッとはしません。
次の電話占い会社からの入金日に20万円以上が振り込まれると確定していても、待機して、ほとんど電話がならず、鑑定をしなかったら、本当に恐怖と不安な気持ちが出てきます。
やはり人気商売なので「ついに私も飽きられたか」というネガティブな気持ちも出てきます。
以前、所属していた会社の看板占い師で、私の何倍も収入がある方も同様なことを言ってたそうです。
明日の保証がない業界です。
ちょっとしたことで知らない間にネットで悪い噂が流れているかもしれないのです。
なので、この不安や、電話がならない恐怖がなくなることは私はないと開き直っています。
結論:どんなに売り上げが良くても、電話がならない日は不安と恐怖心が出てくる。
自分で自分を褒める、慰める、労うことは非常に大切
電話占い師という仕事の利点は
・会社での人間関係に惑わされずに仕事ができる
などがありますが、これはデメリットにもなります。
それは
精神的な不安に陥った時も1人であるということです。
職場の同僚が慰めてくれるわけでも、仕事帰りに仲間と飲みに行くような環境でもなく、本当に個人プレーでのお仕事です。
なので
電話がならずに不安だとか
人気ランキングに入らないとか
人気ランキングから落ちたとか
口コミサイトで悪口を書かれたとか
はずれましたと言われたとか
こういう時に自分で自分を慰めたり、褒めたり、労ったりすることが大事になってくると思います。
「どうして、電話占い師は、どの会社も常時募集しているの?」とか
お客様からは
「先生たちがすぐにいなくなる」とか聞かれます。
これは色々な要因があると思いますが
その中の1つに、1人で色々なことに耐えなければいけないことや
しんどい時、辛い時に孤独であるために
長続きしない電話占い師も、けっこういるからだと思います。
あと、電話占い師の仕事は夜型生活なので
普通のお仕事をしている友人と生活リズムが違います。
そのため、なかなか友人とのお喋りでストレス発散というのも難しいのです。
あと、お金をたくさん稼げることがモチベーションになる仕事ではありません。
なぜなら
私の月間の売り上げは80~100万ですが、自分の手元には20万円程度しか入ってきません。
それも税込で。
なので、お金のために電話占い師を続けようとは思えないのです。
本当に占いが好きで、続けたいと思ったら
やっぱり自分で自分を褒める、慰める、労うなどのスキルはとても大事だと思います。
結論:個人プレーの仕事なので、自分で自分を褒める、慰める、労うことでモチベーション維持に努めることも大事。
休みの日に不安にならないようにデータ管理をしています
普通に働いていた時は、職場に行けばお給料が発生します。
だからこそ、休みの日は気兼ね無く休めます。
しかしながら電話占い師は、電話がならなければ収入はありません。
なので永遠と待機していたくなります。
ただ、やっぱり人間なのでどこかで休みの日を作らないと体力的にしんどくなります。
「もしかしたら今日は電話がなる日かもしれない。でも体はキツイし、どうしよう」という気持ちの中、お休みしていたので、最初の頃は精神的にゆっくり休めませんでした。
なので、この心の苦悩をどうしたらいいかと考えました。
そんな中で思いついたのが
「時間別」「曜日別」のデータ管理です。
いつ電話がなりやすいかデータとして記録しはじめたのです。
何時頃が電話がなりやすいのか?。
何曜日が電話が多いのか?。
こうすることで、なんとなく電話がなる時間帯や曜日がわかってきました。
私の場合は木曜日に電話がならない傾向にあります。
そのため木曜日は基本的にお休みの日にしています。
逆に週の前半は電話がなる傾向にあるので、そこに向けて体調を調整します。
こうやって数字で可視化すると、不安が少なくなることや、ビジネス脳になっていくような気がします。
電話がなる、ならないは精神的に辛いものです。
データ管理することで、不安なく休めたり、効率良く待機できるようになったと思います。
データ管理とは言っても難しいことではなく
・稼働率
・曜日別の鑑定時間
上記を表で記録しているだけです。
私はMacなのでNumbers(エクセルみたいなソフト)を使用して簡単な表を作成しています。
結論:データ管理して、お電話が少ない曜日にお休みすることで、不必要な不安を持たずに休めるようになりました。
データ管理をすることで、世の中の流れを追求するビジネスの学びの場になりした
電話占い師を続けて、ひたすら電話がなる、ならないという不安の中で過ごしていましたが、データ管理を始めると、色々なことに気がつくようになりました。
それまでの私は
占いやスピリチュアルのスキルを上げることだけに焦点を置いてましたが
電話占い会社に所属し、ただ電話を待つという苦行のような日々の中で、色々な視点が広がっていきました。
・お給料日って、いつが多いんだろう?
・クレジットカードの引き落とし日はいつが多いんだろう?。
・夏と年末年始は電話が増えるけど、どうしてだろう?
こんな感じで、世の中をみるようになりました。
マーケティングを専門にしている方だと普通のことでしょうが、私にはこういった思考がありませんでした。
でも、とことん自分でデータ管理して、
「電話がならないと不安だ」という苦悩と向き合っていくと、思考が広がっていったんです。
一般的なお給料日が近くなると、お電話は減ります。
クレジットカードの支払い日設定が多い月末も電話が減ります。
こういう感じで電話のなり方をみれるようになった時に
ただ電話がならずに不安だ、ではなく、どうして電話がならないんだろうと分析する視点がもてました。
なんちゃってフリーランスな私でしたが、こうやって徐々に鍛えられているような気がします。
結論:不安を少しでも払拭するためにデータ管理していたら、少しずつ、分析する力を持てるようになりました。
電話がならなくても待機していることも大切らしいです
これは、多くの会社の事務局の方々が言われることです。
とにかく待機することが大事だと。
「あの先生はいつもいるな」と思ってもらうことが大事だとも言われます。
なので、不安だ、不安だと思いながら、この待機が次につながることを願いながら待機しています。
電話がならなくても、ひたすら待機していたらお客様が増えたのは、私自身も移籍後に経験しました。
当時の平均稼働率は20%前後。
100分間待機したら、20分くらい占いをするという計算です。
電話が一切ならない日もありました。
半分やけくそで、とにかく開き直って待機をしていたら、お客様がつくようになって、リピートしていただけるようになりました。
なので、不安だと心の中でブツブツ言いながら、それでも待機する根性も必要だと実感しました。
結論:データ管理をして効率良く待機することだけでなく、お電話がならなくても我慢して待機することも大事
会社によっては心のフォローをしてくれる会社もある
初めての電話占い師デビューの方は、心のフォローをしてくれる会社もあるので、オススメです。
私も初めて所属した会社は、とても細やかに占い師の心のフォローをしてくれる会社でした。
こまめに様子伺いの電話があったり、体調を気遣われたり、本当にお世話になりました。
この心のフォローは会社によって全然違います。
私が現在、所属する1社は真逆の会社で
・シフトについては、どの会社よりも束縛しない
・予約が入っていなければ、待機時間を自由自在に変更できる
という夢のような会社です。
しかしながら
・新人は売り込まない
・クレーム対応も最低限
・様子伺いのメールや電話は一切なし
というスタンスでもあります。
電話占い師として、それなりに経験をつんだ今だからこそ、この会社の方針は好きですが、初めての電話占い師デビューだと、けっこう精神的に辛かっただろうなぁと思っています。
結論:占い師の心のフォローに熱心な会社もあるので、未経験からのデビューを考えている場合は、そういうことも視野に入れて会社選びをすると良いかもです。
まとめ
電話占い師は電話がなり、占いをしなければ収益は発生しません。
なので「電話がなるか、ならないか」は死活問題です。
全く保障のない業界なので、そこに一喜一憂するのはしかたないんだと私は思っています。
しかしながら、電話がなる時間帯や曜日を見つけたりして、お客様の流れを把握しようとすることで、過剰に不安にならないとも思います。
好きなことが仕事になったのは本当ですが、だからと言って、耐えず天国にいる気持ちではないと思っています。
好きな仕事を続けたいから、苦しい時もあるし、不安になる時もあるけど、そんな気持ちとどう向き合っていけばいいかを考えればいいんじゃないかとも思います。
そうやって自分の不安な気持ちと向き合うことが、占い師としての成長になるんじゃないかと、いつも思っています。