私が思うこと

スピ系、占い業界の今【価格崩壊と資格講座と集客講座の裏側】

まず、自戒の念を込めて書いています。

そして、今、現在、自分の目の前で起きていることを忘れないようにブログにしました。

スピリチュアルカウンセラーでもあり、占い業界に身を置く1人として

「教祖にならず」

「ダークサイドに落ちない」ために

自分のために書きました。

誰でもなれる、資格のない業界がスピリチュアルと占い

元々はお堅い職業だった私が

スピリチュアルカウンセラーになり数年たちました。

最近は襟を正し、真摯に慎重になる必要があると思っています。

理由は、スピリチュアルカウンセラー、セラピスト、ヒーラーは

誰でも、一瞬でなれる仕事です。

資格はないのです。

試験もないのです。

そういった意味では電話占い会社に所属し

活動を継続する方が、よっぽど大変です。

こういう誰でもすぐになれる業界のことを「参入障壁が低い業界」と言うらしいです。

逆に参入障壁が高い業界は、なることが難しい仕事です。

例えば、弁護士とか医師とか・・・。

大学に入り、さらには資格試験が必要だったりする業界を指すのだそうです。

スピリチュアル業界やセラピスト業界は

実は参入障壁が低く

1日の講座に出たりするだけで

「○◯の講師です~~」と言えます。

だからこそ倫理観というものは育ちにくいのかもしれないと思うのです。

たくさんのスピ系カウンセラー&セラピストの登場で価格崩壊が始まる

参入障壁が低くなると需要と供給のバランスが崩れ

価格崩壊が始まります。

さらには

ココナラ等の出現で、誰もがサービスを出店する場が増えました。

これは購入する側からすると嬉しいことですが

たぶん、昔から業界にいる方は売り上げが下がったと思われます。

これは色々なところで出会った占い会社の社長さんやスタッフさんが口々に言われていることです。

「霊感・霊視」で看板を上げたら行列ができる時代は終わった、と。

しかし、霊感・霊視という言葉ではなく「チャネリング」「ヒーリング」等の名前や

見えない世界に憧れる人はたくさんいる訳で、こうなってくると「学校」「講座」が溢れます。

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スピ系やセラピスト系の講座が溢れる理由

「キラキラしてみえる職業だけど、非常にライバルも多く、個人活動では儲からない」となってくると

「講座」が溢れます。

ひと昔前のアロマ講座のようなものです。

(そうとう淘汰されたようですが)

あるマーケィング勉強会では「講座」をメインにしましょうと言われるほどです。

特に人気があるのが「資格講座」です。

何の資格も必要なく開業できるはずの業界ですが

資格があれば自信がつくと思う方々がやってきます。

そして

「1日で〇〇が獲得できて、あたなもセラピストで開業講座!」となり

さらに同業者が溢れます。

溢れたらどうなるかと言うと

マーケィング会社が参入します。

価格崩壊と収益の低下等で、マーケィング会社がセラピストに目をつける

「セラピストやスピ系ヒーラー、カウンセラーが簡単に集客できる方法」といった広告がここ数年で非常に多くなった気がします。

また「講座」だけでは差別化できないセラピストやスピ系カウンセラーが

マーケィングや集客の講座を始めます。

同業者が多いから、みんな藁をも掴む思いで駆け込みます。

はっきり言うと、行けば集客できる訳ではありません。

本当に集客できる方法があれば

たぶん教えてはくれないでしょう。

ただ、その講座をすれば自分の収入が上がるからだと思います。

マーケィング講座で結果を出せるのは

ほんの一部です。

こうなってくると

何が精神世界、スピリチュアル、ヒーリングとかわかりません。

まさにカオスです。

定額サロン運営も始まる

講座だけでなく、サロン化する場合もあります。

サロン化すると月額定期収入が入ります。

ここで有益な情報が手に入ったりすればいいのですが

非常に危険な可能性が出てきます。

「教祖化」「神様化」することです。

私も何人もの「神様」になった人たちを見てきました。

この職業につき

完全プロになってから

これが1番怖いです。

いつのまにか「神様」になっているのですから。

社会人であれば、周囲に色々な人がいて

自分を客観的に見る機会があるでしょう。

しかしながら、個人経営、個人活動であると

知らず知らずにそうなっている可能性があるのです。

スピリチュアルか商品販売かわからない人たち

講座等はしなくても

なんだかネットワークビジネスを始める人もいます。

それは問題ないのだけど

それと、波動や運気がゴチャゴチャに混じり始めるのです。

ネットワークビジネスは否定しませんが

「波動が良い」「魂を求める」等の言葉と

ネットワークの商品販売が混在し

こちらも、まさにカオスです。

さらには、セラピストやスピ系カウンセラーが大好きな自然療法的な考えとか

陰謀論説まで出てきて

何がなんだかわからなくなってきます。

そして少しでも、そこを否定すると非常に怒られます。

本当に怖いです。

誰かにケアをするということは

「国籍、人種、民族、宗教、信条、年齢、個別及び性的指向、社会的地位、経済状態、ライフスタイル、健康問題の性質、などに関わらず、対象となる方々にケアを提供する」ことなんじゃないでしょうか?。

ちゃんとやっている人、切り離している人もいるかもしれません。

しかし、そういう人にとっても迷惑な話しなんだと思います。

アンチスピリチュアルな人の言葉にも耳を傾けることが必要かもしれません

アンチな方々の言葉の中には考えさせられるものが非常に多いです。

ただの悪口レベルのものもありますが

(見た目とか風貌を言われても・・・)

「西洋医学を否定してヒーリングに誘導って怖くない?」とか

「頼んでもないのに勝手に占われたり」とか

「自分がまともだと思っている」とか

いやいや、ごもっともです。

霊感・霊視なんて全員に理解される物ではありません。

それは波動とか、オーラも同じことだと思います。

最近では、非常に的をえているなと思ったのが

「覚醒したと言っているのに、それでもスピ系の習い事に行くのは何故??」という言葉です。

さらない「習ったことを横流しにするって、資金回収ですか?」との言葉も

うわぁぁ、よく見ているなぁと思いました。

よく、企業の運営で

「クレームを大事にすること」とありますが

まさに、アンチスピリチュアルの方々の言葉は

学ぶことが多いです。

盲信しない事は大事かもしれません

自分よりも色々なことがわかって

素晴らしい言葉を語る人に対して

ついつい信じ切ってしまいます。

しかしながら、盲信しすぎることは危険かもしれません。

それは相手を教祖にしない、神様にしないことに繋がり

お互いにとって良いことかもしれません

私は、それでもこの仕事と向き合いたいと思います

色々と書きましたが、誰に向けて書いたとか

そういう訳ではなく

どちらかと言うと、ひっそりと

自戒の念を込めて書きました。

それは、私が占いやスピリチュアルが好きだし

これからも続けていこうと思うからです。

私は現在、いくつかの電話占い会社で

それなりの金額で売り出されています。

ありがたいことに電話占い会社に所属すると教祖にはなりにくく

ガムシャラに働くという言葉がピッタリな毎日です。

しかしながら

それでも、やはり自分の方向性がズレないように

自分と向き合い精進することは

非常に大事で

真摯に

自分が高飛車になっていないかとか

勉学を怠っていないか確認していこうと思います。

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スピリチュアルブームには終わりと再ブームのサイクルがあるような気がしますスピリチュアルブームは私が知っている限り 段階があり ブームの後に終わりが来て そして、また再ブームが来ているような気がします。 ...